モノフルオロリン酸ナトリウムとフッ素の違い(歯磨き粉成分)

歯磨き粉に含まれる成分で有名なのがフッ素です。フッ素って虫歯予防に非常に効果的な成分で、研磨剤と同様に結構多くの歯磨き粉で採用されている成分です。

でもまだ研磨剤の方が多くの歯磨き粉に入っている印象があります。

それはさておき、フッ素といってもなんだかその商品によって成分名の表記名が違うのです。

調べた限り以下三つの表記方法がありました。

  1. フッ化ナトリウム(NaF)
  2. モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)
  3. フッ化第一スズ(SnF2)

この中でも一般的にフッ素配合と呼ばれているのは、一番のフッ化ナトリウムが多いということがわかりました。

そして、これら三つの成分は単に表記方法が異なるだけではなく、その発揮する効果も微妙に異なることがわかりました。

そもそもフッ素の働きとは

虫歯予防に効果的とされるフッ素ですが、フッ素が配合されていない歯磨き粉もある。結局本当に必要な成分なのでしょうか・・・?

これも結論を言ってしまうと、「あった方がいい。」と思います。

ちなみに日本では、歯磨き粉は色々と進化を遂げているにもかかわらず、他の先進国対比で、虫歯の数が高い水準にあることが知られています。

もちろん生活習慣や食習慣が違うので一概には言えませんが、一つの要因としてフッ素歯磨きの普及率の低さが挙げられるのではないでしょうか??

欧米では一般的に広く普及しているフッ素ですが、日本では変な偏見などがあって、発がん性がなんたらとかいろいろデマが流布されているのです。

特に、生えたばっかりの永久歯や乳歯は虫歯になりやすいので、フッ素コーティングをすることが大切です。

フッ素の働きとしてはまず、歯を強くすることが挙げられます。もう少し具体的に言うと、歯の表面の成分とフッ素が結合することで、頑丈な結晶構造を作り、歯を丈夫にします。

また再石灰化のサポートもします。再石灰化とは、酸性になった口内をアルカリ性に戻すことで、歯が溶け出すのを防止することです。基本的に食事の後は、口の中は酸性状態になっているので、そのまま放置すると歯が溶け出してしまいます。フッ素はこの再石灰化のサポートをする成分なのです。

それから虫歯対策として、虫歯菌に対抗をすることができます。フッ素自身の抗菌力により、虫歯菌の活動を抑制する働きがあります。

モノフルオロリン酸ナトリウムとフッ素の違い

三つあるいわゆるフッ素成分。

  • フッ化ナトリウム(NaF)
  • モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)
  • フッ化第一スズ(SnF2)

一般的に最も歯を頑丈にするとされるのがフッ化ナトリウムです。基本的に歯磨き粉を選ぶ場合は、このフッ化ナトリウムが配合されているのが望ましいようです。

というのが今までの定説でしたが、最近ではモノフルオロリン酸ナトリウムの方が、歯の内部への浸透力が高く、より効果があるというような研究も報告されています。

ci.nii.ac.jp

論文の要旨ですら分かりづらいので要約すると、

  • 歯の表面にはフッ化ナトリウムの方が有効
  • でも内部まで浸透するのはモノフルオロリン酸ナトリウム

フッ化第一スズ(SnF2)に関しても調査しましたが、いまいちピンとこず、わかりやすい見解を見つけることができませんでした。

まとめ

  • フッ素は虫歯対策に有効
  • フッ素を含む歯磨き粉を積極的に使うと良い
  • フッ素の種類に関しては有効性の違いに諸説あるが、基本的にどれでも良い(と思う)

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